44大分県 旧久留島邸庭園

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所在地:大分県玖珠郡玖珠町森
アクセス:JR豊後森駅〜バス
形式・作庭:庭園
文化財:県指定名勝

 旧久留島氏庭園は、末廣神社を中心に藩主御殿庭園、栖鳳楼庭園、清水御門庭園がそれぞれ独立した姿で見られる。
 藩主御殿庭園は、三島公園の童話碑の西側にある庭園で、南北に細長い池を掘り、山の斜面には枯滝を設けている。池の中央対岸よりに小島を設け、それに反り橋と平橋をかけて、対岸へ渡れるようにしている。池の護岸には巨石を多く用いているが違和感がなく、石組や庭景が上手くまとめられている。池の東側には藩主御殿があったといわれている。
 作庭時期は、八代藩主通嘉により始められた大規模な神社造営の一つとして、土佐出身の築庭師である橋本東三により造られたといわれる。
 江戸時代後期造営であるが、随所に江戸時代初期の作風が見られる庭園である。
 栖鳳楼庭園は、栖鳳楼が建てられている末広山中腹に造成された平坦部の、東から北にかけての縁辺部に作られた庭園である。庭園は、東北隅部に築山を設けて配石し、南方向へ石を立て並べる。庭の左右に竿石状の日灯籠・自然石組の月灯籠が置かれている。
 清水御門前庭は、末廣神社表参道の玄関部にあたる清水御門前面の堀の一部を庭園にしたもので、堀の直歳的な構成と庭園の緩やかな地形の屈曲を、石組みを通して上手に融和させている。堀の端部を庭園化するものに和歌山城紅葉溪庭園があるが、よく類似している。(玖珠町HPより)


私的満足度「★★★」:角牟礼城と久留島陣屋一帯は面白いです。じっくり時間をかけて観れます。

角牟礼城はこちら
森陣屋はこちら

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