所在地:柳川市大字鬼童町 アクセス:西鉄柳川駅〜バス 形式・作庭:座観式茶室庭園、吉田舎人兼儔(よしだとねりかねとし) 文化財:国指定名勝 庭園戸島氏庭園は、文政11年(1828)に柳川藩で中老職の要職であった吉田兼儔(よしだかねとも)が数寄屋風の建物と併せて造営した庭園です。掘割から池に引き入れた水は、敷地の背後を通り再び掘割に戻ります。 池の左手奥の水取口に立石を配して滝口がつくられ、小渓から中央磯先の岬灯籠と沢渡りに流れる景観は、庭の全体観を引き締めて落ち着きを見せ、狭いながらも優雅な趣を形づくっています。また、池手前の水辺は玉石がゆるい勾配で敷かれて洲浜をつくり、左手は乱杭、池の前方対岸は岩組で水際を仕切り、三面三様の変化を見せています。庭園の周囲は刈込生垣や大型の樹木で仕切られており、閑静な空間をつくり出しています。 庭園の規模は余り大きくありませんが、水流を主眼とし、築山の基本型を取り入れて山水の妙をあしらった珍しい座観式庭園で、まとまりのある古風な庭園です。(柳川市HPより) 私的満足度「-」:私が訪問したときは休館日でもないのに留守で結局中に入れず。已む無く周囲より撮影したもの。どうやら拝観するなら事前予約が必要なようです。 |