所在地:田川郡川崎町大字安真木6377 アクセス:JR豊前川崎駅〜タクシー 形式・作庭:池泉鑑賞式庭園・雪舟庭園 文化財:国指定名勝 雪舟は、1420(応永27)年岡山県総社に生まれ、11歳で京都の相国寺に弟子入りし将軍の御用絵師、周文に絵を学んだ。 その後明に渡り、山水画を学んで49歳の時に帰国した。魚楽園は雪舟が帰国後最初に築庭したといわれ、室町後期頃の造園と考えらる。庭域は約1万平方メートルに及ぶ。 魚楽園の由来は詩経文「魚たのしければ人また楽し。人楽しければ魚また楽し」からの出典といわれ、人里離れた自然の心境は、自他ともに楽しめるという意味である。 庭園は山を借景とし、池を庭景の中心において、亀を思わせる形の中島を配し、石橋を三カ所に架けている。池の周りに樹齢800年のモミジをはじめ、カエデ、ツバキ、低木のツツジが見事な配置で植えられていて、静寂幽邃な景観を持つ庭園である。 絵画式庭園として雪舟の築庭の中でも秀逸なできと思われる。(福岡・ふるさとの歴史再発見) 私的満足度「★」:ここも福岡では有名な紅葉の名所です。少し時期外れに訪問したところ誰もおらず勝手に写真を撮って帰りました。 |