所在地:高知県高知市吸江132
アクセス:市内電車「県庁前」〜徒歩
形式・作庭:池泉庭、夢窓国師
文化財:県史跡
夢窓国師(疎石)(1275〜1351)が文保2年(1318)に北条高時の権政を逃れて土佐へ下り、五台山に吸江庵を建てたのが始まりです。もともと一カ所には落ち着かない人で、間もなく翌年には土佐を去り横須賀の泊船庵に移りました。その後南禅寺に入り天竜寺を開山するなど、1万人を越える門下生を輩出し、後醍醐天皇、足利尊氏などを始め広く世の人々から師として崇められました。
また、夢窓国師は禅師として高名なだけでなく、私たちがよく知っている西芳寺や天竜寺といった多くの寺の造園(足利様式)も行っています。
高知県東津野村出身の義堂周信(1325〜1388)と絶海中津(1336〜1405)は京都で夢窓国師に学び、その後を継ぎ鎌倉五山文学の最高峰ともいわれました。江戸時代には野中兼山の推挙を受け、京都から山崎闇斎(1618-82)が修業僧侶として吸江庵に来て谷時中に就いて朱子学を学び、京都に戻り私塾を開き大勢の弟子を育てたことも有名です。
明治初期に、火災に見舞われてしまいましたが、石段、石垣は創建当時のものだそうです。(土佐歴史散歩HPより)
私的満足度「★」:88ケ所お参りの途中によってもらいました。桜を背景にした素晴らしい庭園で、ここから浦戸湾も見えます。
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