35山口県 采香亭 庭園



所在地:山口市天花1丁目2番7号 

アクセス:JR山口線山口駅〜バス

形式・作庭:坐鑑庭園

文化財:

毛利藩の膳部職(台所の責任者)を任されていた斉藤幸兵衛が、料亭「祇園菜香亭」として1877(明治10)年に創業。「菜香亭」の名称は井上馨の命名で、かつては八坂神社隣にあり、山口の迎賓館として政治家や文化人たちによって社交の場として活用された。また、1992(平成8)年の閉館までの130年間の歴史において、宴会や結婚披露宴会場として一般においても多くの利用があり、深く思いを寄せる市民も少なくない。

 現在地への移築は2004(平成16)年で、観光拠点施設、また市民交流施設「山口市菜香亭」として復元された。菜香亭を愛し近代日本史にその名を刻む偉人たちが揮毫した扁額が並ぶ大広間は圧巻。かつての日本料亭の様式を今に伝える152畳の広さもさることながら、明治維新の中枢にあった木戸孝允、井上馨、伊藤博文、山県有朋、また戦後日本の成長を担った岸信介、佐藤栄作の兄弟両首相ら山口県出身者を中心に、本人直筆の書を目の当たりにできる。また、大広間下の間では幕末や明治維新ほか菜香亭に関連する企画展示も常時催行中。さらに、同施設のある周辺一帯を模して整備された庭園には「明治維新策源地」の碑が建立されている。(山口市HPより)

私的満足度「★★」:「明治維新策源地」かどうかは不明ですが、綺麗なお庭です。



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