35山口県 漢陽寺 庭園

フレーム

所在地:山口県周南市大字鹿野上大地庵2872
アクセス:JR徳山駅〜バス
形式・作庭:枯山水、他、重森三玲
文化財:

漢陽時の御本尊・聖観世音菩薩は当時開山の用堂明機禅師の護持仏である。
 開山禅師は建武2年(1335)に入唐した。 11年あまりの厳しい修業ののち、貞和2年(1346)に帰朝した。帰朝の際に風破の難に遭い、今にも船が難破しそうなことになり、そのとき、入唐の際に母より形見としてもらった八葉の鏡と栢の実を空高く投げ、観音さまにこの鏡の落ちた地に寺を建て観音さまをお祀りしますからと、御立願されたのである。観音さまの妙智力により皆と共に無事に帰朝し、巡錫中に当地より宝鏡が出土したので寺を大内弘世公が建て、禅師がその開祖となり、観音さまを安置して護持したという話を寺縁起は伝えている。 大本山南禅寺別格地として山口県下屈指の名刹である。開基は室町時代応安7年(1374年)大内弘世のとき名僧用堂明機禅師によって建立されたものである。寺号の由来については、用堂禅師が杭州留学中にみられた漢の首都洛陽城の地形がこの地によく似ているところから漢陽寺とされたといわれる。
この寺で有名なのは名園「曲水の庭」である。作庭者の故重森三玲は、裏の潮音洞から流れ出る豊かな水を見て、日本庭園のさまざまな手法を試み、8年の年月をかけて再現した。各時代の様式の庭園が一覧でき平安時代様式の「曲水の庭」(本堂前庭)、「地蔵遊化の庭」(中庭)、鎌倉時代様式の「蓬莱山池庭」(書院裏)、九山八海(書院東部)、桃山時代様式の「玉澗式枯山水庭」(山門前)など、日本庭園の歴史を見ることができる。(中国観音霊場巡礼の旅HPより)

私的満足度「★★★」:重森庭園美術館とも言え、6庭がある。文化財指定が無いので際物かなと思いつつ、せっかくなので徳山の駅から約1時間バスに揺られてやってきました。どれも重森先生監修らしく興味をもって鑑賞できました。


もう少し
漢陽寺庭園

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