所在地:広島県福山市鞆町後地990-1
アクセス:JR福山駅〜バス
形式・作庭:枯山水
文化財:
瑞雲山安国寺。元々は、無本覚心(法燈国師)を開山として、1273年(文永十年)に釈迦堂(仏殿)を、翌年に阿弥陀三尊像を造立した『金宝寺』が、備後安国寺の前身である。鎌倉時代の優れた建物と仏像が、安国寺の長い歴史の重みを物語っています。
その後、室町時代に「安国寺」と改める。その末期に同寺は衰退するが、毛利輝元、安国寺恵瓊(えけい)が、再興しました。しかし、政権交代により、再び衰退をし、江戸初期(寛文年間)に京都妙心寺末寺となり、塔頭九ヶ寺が輪番して維持した時代もあり、大正九年(1920年)に法堂(方丈)が焼失しました。
その後、昭和に入り、釈迦堂が大修理され枯山水も整備されました。中世の歴史・文化を伝える全国的にみても多彩な文化遺産を有する古刹であります。
庭園の作庭年代は、十六世紀中頃と言われ、1599年に安国寺恵瓊が修築し、その時、蘇鉄を植えたと伝承されています。中世の枯山水は全国的にみても9ヶ所しかなく貴重な庭園の一つであります。
こうした枯山水は象徴化・抽象化した禅宗文化の表れで、室町時代禅宗寺院に広まり、「禅の庭」とも呼ばれています。(広島県観光HPより)
私的満足度「★」:福山駅から鞆に向かって約30分バスに乗ると鞆の浦に到着します。ここに安国寺恵瓊ゆかりのお庭があると聞き訪問しましたが、お庭の遺跡でした。ちょいと残念。
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