33岡山県 頼久寺庭園

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所在地:岡山県高梁市頼久寺町18 
アクセス:JR伯備線、備中高梁駅〜徒歩
形式・作庭:蓬莱式枯山水庭園、小堀遠州
文化財:国指定名勝

天柱山安国頼久寺は、臨済宗永源寺派に属し、その草創は不詳であるが、暦応2年(北朝年号1339年)足利尊氏が再興して備中の安国寺と号した。
当時、中国から帰朝して備中備後路を巡錫中の寂室元光禅師(正燈国師)を迎請して、開山第一祖とした。後に永正年間(1504年)備中松山城主、上野頼久公は寺観を一新した。
頼久公は、大永元年に逝去したので、頼久の二字を加えて安国頼久寺と寺号を改称した。平生はただ頼久寺と呼んでいる。
尚、当山の御本尊は聖観世音菩薩で、備中西国第5番の札所であり、昭和63年3月に開創された瀬戸内観音霊場第13番の札所でもある。
庭園は、蓬莱式枯山水庭園で、愛宕山を借景し白砂敷の中央に鶴島、後方に亀島の二つの低い築山状の島を置いて石を組み書院左手の山畔に沿ってサツキの大刈込みで青海波を表現したお庭である。小堀遠州公の作庭によるもので昭和49年に国の名勝庭園に指定された。

私的満足度「★★★」:大刈り込みが良いです。ここは小堀遠州作と決めています。遠州流とか遠州好みとか伝遠州とかとは一線画しています。


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