所在地:岡山県岡山市北区高松稲荷712 アクセス:JR備中高松駅〜バス 形式・作庭:坐鑑式庭園 文化財: 寒松庭は、「仏教のこころ」をもとに桃山様式が取り入れられた庭で、豪快な石組が特徴です。一番高い所に黒松を背にして立っているのが中心石で、この庭の本尊石です。その前には枯滝があり、御本尊「最上位経王大菩薩」の慈悲がこんこんと流れ、衆生の待つ池を潤しています。 また、枯滝の中ほどで流れに覆いかぶさるように立つ大石は最上尊が降臨されたという 「八畳岩」を、その左上に清楚に立つ影向石は報恩大師のもとに降臨する最上尊を表しています。鑑賞者は池にせり出す礼拝石から、まさに最上尊降臨の劇的場面を目にできるという構成になっています。 礼拝石の降り口には縁先手水を設けており、大きな蓮形の水鉢に浄水が満たされて、仏教の清浄の世界を表しています。その後ろにある柿のような木はチシャノキといい、語感から智者(高僧)という言葉が連想されます。 私的満足度「★★★」:お庭の拝観が有料300円でした。でも価値あります。丁寧に解説していただきました。
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