所在地:島根県益田市東町25-33 アクセス:JR益田駅〜バス 形式・作庭:池泉回遊式庭園、雪舟庭園 文化財:国指定名勝 池泉観賞兼廻遊式、寺院様式須弥山風の庭園である。文明11年(1479)、益田七尾城15代城主益田兼尭(ますだかねたか)に招かれた 雪舟 が作庭した室町時代を代表する庭園である。 心字池の護岸と緩やかな築山の頂上から渦巻状に広がる見事な石組、やや離れて位置する三尊石、枯滝石組が一体となって須弥山世界(仏教の世界観)を象徴している。雪舟の墨絵に似通う趣も感じられる。(山陰観光案内HPより) 武家様式の医光寺庭園に対し、萬福寺の庭園は寺院様式で作庭されている。前面に心字池(心の形をした池)、その奥にゆるやかな築山を横たえ庭は、明るく伸びやかな印象。数多くの石が絶妙に配置され、雪舟画の特徴である、ゆるぎない構成力が見事に発揮されている。中央の小高い石組みの集団が主調をなす庭は、見る人に須弥山とも、また曼陀羅世界の中心とも連想させる仏教の世界観を表現している。この庭と見事な調和を見せる萬福寺の本堂は、長くゆるやかな棟の曲線が美しい。“石見の法隆寺”とも呼ばれ、国の重要文化財に指定されている。萬福寺に広がる穏やかな景観は、雪舟が生涯をかけ追い求めた禅のこころを訪れる人に伝えている。 (まち歩き中国ナビHPより) 私的満足度「★★」:医光院から程近いところにあります。ここも雪舟と言われています。 |