30和歌山県 丹生官省符神社



所在地:伊都郡九度山町慈尊院835

アクセス:高野口駅〜徒歩

文化財:平成16年7月世界遺産に登録

高野七口といわれる高野山の登山道七本のうち弘法大師空海によって高野山の開創直後に設けられた参詣道です。紀ノ川流域の慈尊院(海94m)から高野山壇上伽藍(815m)を経て高野山奥の院弘法大師御廟に至る高野山への表参道です。町石道が開かれた当初、弘法大師は慈尊院から高野山までの道沿い一町約109mごとに木製の五輪卒塔婆を建立したとされます。

文永3年(1266)以降は、鎌倉幕府の有力御家人、安達泰盛らの尽力で朝廷、貴族、武士などの広範な寄進により朽ちた卒塔婆に代わって石造の五輪卒塔婆が建立されほぼ完全な形で今日に遺されています。町石にはそれぞれ密教の仏尊を示す梵字と高野山に至る残りの町数、そして寄進者の願文が刻んであり、巡礼者や僧侶はこの卒塔婆に礼拝をしながら、全長約23km(うち高野山内4km)、標高差700mの道程を一歩一歩山上に導かれて行ったのです。(かつらぎ町観光協会HPより)

私的満足度「★★」:「にうかんしょうぶじんじゃ」と読みます。自尊院の奥の階段を登ったところにあります。世界遺産の構成資産です。





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