30和歌山県 普門院

フレーム

住所;和歌山県伊都郡高野町高野山608
アクセス;南海電鉄極楽橋駅〜ケーブルカー〜バス
形式・作庭:蓬莱式枯山水庭園、伝.小堀遠州
文化財:

弘法大師空海の剃髪師範、勤操大徳(ごんぞうだいとく)が弟子、空海の高野山開創をよろこび、天長元年にこの山に一寺を建立したのが当院のはじめです。南都の学匠として高名であった師を偲ぶ弘法大師御自筆の行状讃文をもった写実的肖像画(国宝)を伝えます。
庭園は枯滝の石組等小堀遠州候の作と伝えられ高野山随一の名園といわれています。高野山普門院の庭園は、普門院縁由並累葉略記(ふもんいんえんゆならびにるいようりゃっき)によりますと、元備中松山城主小堀遠江守(小堀遠州候)の築造といわれています。書院から飛び石が打たれ、池に紀州産の自然石でできた石橋を架けて亀島に至り、更に出島に架けられた石橋から、本堂の裏手に達する道がつけられています。池は屈曲の多い池泉形式がとられ、池泉中に亀島をもうけ南部(右方)を出島(鶴島)とし、出島の奥は三尊石風に配石された枯滝組となり、さらにその上部にも枯瀧組があって、上下の滝組をつなぐ小石敷の枯流れがつくられています。山全体に多数の刈り込みを配しており、南部の山は芝生の築山様式となっていて、多分に絵画的な表現がとられています。(普門院HPより)

私的満足度「★★」:高野三庭園の一つ。拝観料300円。結局有料拝観のお庭は高野山ではここだけでした。でも個人的には三庭園の中では一番好きですかね。


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