住所:奈良県御所市大字高天 アクセス:近鉄御所駅からバス 御祭神:高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)(別名 高天彦神) 由 緒: 本社は大和朝廷に先行する葛城王朝の祖神、高皇産霊尊を奉斎する名社であります。 神話では天照大神の御子の天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)に、本社の御祭神の娘の栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)が嫁がれ、その間にお生れにになった瓊々杵尊(ににぎのみこと)が高天原からこの国土に降臨されます。 その天孫降臨にあたって、国つ神の征討に赴く武士の派遣から、天孫の降臨命令まで、すべて本社の御祭神がお世話申し上げたのであります。 日本民族が太古から神々の住み給うところと信じていた 「 高天原 」 も、実は御祭神の鎮まるこの高天の台地であります。 御本社の背後には美しい円錐状の御神体山が聳えていますが、社殿ができる以前は、この御神体山の聖林に御祭神を鎮め祀っていました。 古杉の聳える参道は北窪・西窪の集落に通じていますが、そこがかっての葛城族の住地であります。 彼らは背後にひろがる広大な台地を、神々のいますところと信じて 「 高天原 」 と呼び、その名称が神話として伝えられてきたのです。 葛城族は弥生時代中期に、現在の御所市柏原の地に移って水稲農耕を始めました。 そして葛城川流域の鴨族と手を結んで部族国家を形成しました。 神武天皇が橿原宮で帝位につかれたというのも、この柏原の地であります。(現地案内版より) 私的満足度「★★」:「たかまひこ神社」と読みます。今はあまり参拝者が少ないかもしれませんが、非常に神々しい名前の神社です。御朱印も簡素です。
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