所在地:御所市五百家484
アクセス:JR・近鉄御所駅〜タクシー
様式・作庭:池泉回遊式庭園
文化財:
奈良盆地の風の通り道といわれる風の森峠。その北の船路(ふなじ)集落に船宿寺がある。寺の始まりは奈良時代の神亀年間、船形の大磐石の上に行基が庵を結び、薬師如来を祀ったことからと伝わる。
裾の高みに位置するため、その昔、葛城山と呼ばれていた金剛山が一望のもと。そこは天孫降臨の台地、高天ヶ原がある神話のふるさと。また大和朝廷よりも前に国を治めていたという葛城王朝ゆかりの地。そんな神さびたロマンあふれる山里に、船宿寺はある。
船宿寺はツツジの名所として知られている。山門までの緩い坂道の両側にツツジの刈り込みが連なり、山門に入ると大小の刈り込みで境内が埋め尽くされ、一段高みにある本堂まで続く。さらに、庫裡の裏にもツツジ園があり、江戸中期に造られた遠州流奥庭にはサツキの丸形刈り込みが美しく配されている。4月下旬からキリシマ系がひと足先に花開き、ヒラド系が咲き継ぐ。そして5月下旬から6月上旬のサツキまで、約1ヵ月間、船宿寺は赤紫や朱、ピンク、白などの花の波が打ち寄せ、まさにツツジの花浄土となる。(関西花の寺25HPより)
私的満足度「★★」:境内はツツジの名所だそうです。「5月末頃またおいで」と言われました。
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