所在地:木津川市加茂町西小(にしお) アクセス:JR加茂駅〜バス 形式・作庭:浄土式庭園 文化財:国指定名勝 奈良から柳生へ向かう街道沿いに建つ円成寺は、聖武天皇の勅願で、天平勝宝8年(756)に鑑真の弟子の虚滝が創建したとも、京都の円成寺が移転したものとも伝わっている。松や杉といった常緑樹ともみじや桜が程よく混じる境内は、藤原時代に整えられた池を中心とした浄土式庭園で名勝の指定をうけている。 藤原時代作の阿弥陀如来像(重文)を祀る本堂は、表が入母屋造、裏が切妻造という珍しい様式。また、朱塗りの多宝塔には運慶が青年期に作ったという木造如意輪観音像(国宝)が安置されている。この寺の鎮守社である春日堂と白山堂は、ともに一間社春日造、桧皮葺きの様式で、安貞2年(1228)の創建。春日造としては現存最古のものだ。(奈良大和路HPより) 私的満足度「★★」:真冬の訪問で池は凍っていました。他に誰もおらず、身が引き締まります。 |