所在地:奈良県奈良市法華寺町882 アクセス:近鉄大和西大寺駅〜バス 形式・作庭: 文化財:国指定名勝 大和三門跡に数えられる尼寺で、藤原不比等の住居を娘の光明皇后が譲り受けて、総国分寺の東大寺に対する総国分尼寺として建立された。正式には法華滅罪(めつざい)之寺という。当時は七堂伽藍を備えた豪奢な寺院だったと伝わるが、平安遷都とともに寺勢が衰衰退。現在の本堂(国宝)は豊臣秀頼の母淀君の寄進によるもので桃山時代の建築。春秋に特別公開される庭園は江戸時代初期の作庭で、御所の庭を客殿とともに移したといわれている。 寺の本尊は光明皇后の姿と映したと伝わる十一面観音像(国宝)。特別公開の以外は厨子に納められている秘仏で、普段はそっくりに作られたお前立ちを見ることができる。ほかにも天平の仏頭(重文)や維摩居士像(重文)などが安置されている。 境内には光明皇后が千人の病人の体を洗ったという伝説の「から風呂」や、滝口入道との悲恋物語が平家物語に記されている横笛が、出家して仏道に励んだという横笛堂がある。また、護摩の灰を粘土に混ぜて形を作り、文様を描いた犬御守は尼さんたちの手作りで、疫病災難除け、安産のお守りとして求める人が多い。(奈良大和路HPより) 私的満足度「★★」:最初に訪問したときは真冬だったので名勝庭園は拝観できなかったのですが、ゴールデンウィークに再訪して拝観。お花が石組と素敵にマッチしていました。 |