所在地:兵庫県丹波市柏原町柏原 アクセス:JR福知山線柏原駅〜徒歩 文化財:国史跡 正徳4年(1714)に初代藩主織田信休によって造営された柏原藩主、織田氏の居館跡である。造営当初の建物は文政元年(1818)の火災で焼失し、文政3年(1820)頃に再建されたものが現存する御殿である。現在は表御殿の部分と長屋門が残るだけであるが、門から御殿玄関へと続く構えは全国的に類例が少なく、近世大名の居館を考える上でも貴重な遺構として国の史跡に指定されている。 長屋門は柏原藩初代藩主織田信休が、公邸の表御門として正徳4年(1714)に築いたもので、内部は向かって左側が畳敷きの番所、門扉挟んで右側が板張りの馬見所と砲庫の三室に仕切られている。桁行13間半、梁間2間を測り、桟瓦葺きの入母屋造と総体的に簡素な構造ではあるが、数少ない大名邸宅遺構の一つとして貴重である。(現地案内板より) 写真上:陣屋長屋門 写真下:太鼓櫓 私的満足度「★★」:現存陣屋の迫力があります。 |