住所:大阪府豊中市蛍池中町
アクセス:阪急蛍池駅〜徒歩
江戸時代、現在の蛍池中町3丁目、市立蛍池公民館の付近に麻田藩一万石青木氏が十四代にわたって、本拠の陣屋を構えていました。現在は住宅が建ち並び当時の面影がなくなっていますが、明治維新に描かれた地図によれば、三方に堀をめぐらし、陣屋内には藩主邸・家臣邸などが配置されていました。規模は南北二五○m・東西一九○mのほぼ方形であったと想像されています。この門は陣屋内のいずれの門であったのか特定できませんが、形式から江戸時代の末期に建てられたものとみられ、その後、明治維新にこの地に移築されており、今では当時の麻田藩陣屋の姿を知るうえで基調な資料となっています。
建物には両脇の二間四方の居室部の間に、両開きの扉を釣りこみ、その両側に潜口を設け、むかって右側は三方に出格子付きの窓を開く番所を張出し、屋敷門の形式をもっています。移築のときに少し改造されていますが、青木氏の家紋である「洲浜(ずはま)」が刻まれた屋根瓦からは、麻田藩ゆかりの建造物であることを知ることができます。(現地案内板より)
私的満足度「★」:駅のすぐ側です。伊丹空港からも1駅です。
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