所在地:京都市南区八条大宮西入ル九条町403
アクセス:JR京都駅〜バス
形式・作庭:枯山水
文化財:客殿(国宝)
教王護国寺(東寺)の塔頭(たっちゅう)(小院)の第一で、別格本山である。延慶元年(1308)後宇多法皇が東寺西院に3年間参籠され、21院を建立されたうちの一つで杲宝(ごうほう)を開基とする。代々学僧が住し、東寺塔頭中もっとも格式が高く、当院の住持が東寺の別当職をかねた。古来多くの経文、書籍を所蔵していて有名で、徳川家康が古書を調査して、一宗の勧学院として後学の用に供するよう命じたことがある。現在の建物は、慶長10年(1605)完成の客殿を中心に、本堂、書院、土蔵、門など何れも江戸時代の建築である。客殿(国宝)は、入母屋造、銅板葺の代表的な書院造の住宅建築で襖絵は宮本武蔵の筆と伝えられる。本堂には山科安祥寺の恵運(えうん)が唐から伝来した五大虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)を安置していたが、現在は国宝に指定されている経文、書画、工芸の名品多数と共に東寺収蔵庫に収められている。
客殿前の庭園を「五大の庭」と称し、空海が唐(中国)の長安から帰国の海上で難にあわれたときに、守護の海神に護られ無事帰国された様子を表現されているという。五大とは、右の築山は唐の長安を表し、中央の踞石は、遣唐船と守護する竜神・神亀・鯱(しゃち)を表し、左の築山は日本(無事帰還)を表していることからで。また、左の築山に立つ五つの石は五大虚空蔵菩薩像を表しているという。(京都観光NAVI HPより)
私的満足度「★★」:何度か通りかかってはいましたが、中に入るのは初めてでした。お庭は狭いところにつくられていました。
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