26京都府 東福寺 天徳院 庭園

フレーム

所在地:京都市東山区本町十五丁目
アクセス:JR京都駅~バス
様式・作庭:枯山水
文化財:

天得院は、臨済宗東福寺派に属する寺院で、南北朝時代の正平年間(1346~1370)に、当時の東福寺住職の無夢一清禅師が開創しました。その後、応仁の乱などの戦乱などで荒廃していきますが、豊臣秀吉・秀頼の学僧として寵愛を受けていた文英清韓禅師が住職となり再興されていきます。しかし、方広寺の鐘銘に端を発した「大阪冬の陣」「大阪夏の陣」による豊臣家の滅亡の余波を受け、寺は取り壊されてしまいます。現在の堂宇は、その後の天明9年(1789)に再興されたもので、明治元年(1868)に東福寺塔頭の本成寺と統合して、現在に至っています。
天得院の庭園は、桃山時代に作庭されたもので、美しい苔に覆われた枯山水庭園です。初夏の時期には庭園一帯に桔梗が咲き乱れます。苔の緑と、桔梗の薄青色や白色とのコントラストは非常に美しいです。また、本堂の華頭窓から庭を眺めると、思わず侘び寂びを感じてしまいます。また境内には、歌人の荻原井泉水の句碑や、花岡大学の童話碑が建っています。(京都名所探訪HPより)

私的満足度「★★」:キキョウの庭。苔の付きがとても良いです。秋の特別拝観でしたので紅葉を楽しみましたが、今度は桔梗の時期を狙ってみます。



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