所在地:京都市東山区本町15丁目803 アクセス:JR京都駅〜バス 形式・作庭:枯山水、雪舟、重森三玲 文化財: 当院の庭園は古来有名な画聖、雪舟等楊禅師(1420〜1506)の築造と伝称されており作庭の時代は寛正、応仁(1420〜1468)の頃と認められている居るのであります。(詳細は重森三玲著日本名園史図鑑巻之下、室町時代に聚録)(西村貞氏著庭と茶席)雪舟と当院との関係を考えますと、雪舟が少年時代を過した備中(岡山県)井山の宝福寺は本山東福寺の末寺で有り当院とは古くから法縁があり中興開山はこの宝福寺から転住せられた因縁からして雪舟が本山に参りました時は必ず当院に起居していたということでありました。たまたま雪舟は当院の大檀徒で時の関白太政大臣、桃華殿一条兼良公(1401〜1481)の好によりまして、この庭園を造ったと伝えて居り又当院の祖師堂には「東福第一座雪舟等楊禅師、永正三丙寅八月八日寂」の木牌を安置している訳であります。 元来この庭園は元禄と宝暦の火災と永井い歳月のために一部荒廃を見て居り林泉愛好家から深く惜まれていたのでありますが、昭和十二年重森三玲氏が日本名園史図鑑に聚録されますにつき実測研究の結果、この庭園の復元修理に当たられましたが幸にも一石も補足することなく予り、更に昭和三十二年京都府文化財保護委員会中根技師の指導に依り白砂、樹木、其田周囲の整備修理が施されて近畿地方唯一の雪舟作庭として往年の俤を再現することになりました。(芬陀院HPより) 私的満足度「★★★」:雪舟ということになっているようです。素敵です。 |