26京都府 相国寺 方丈庭園

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住所:京都市上京区今出川通 烏丸東入相国寺門前町
アクセス:JR京都駅〜バス
様式・作庭:枯山水
文化財:京都市名勝

相国寺(しょうこくじ)は臨済宗相国寺派大本山で、金閣・銀閣両寺をはじめとして90を数える末寺を擁しています。永徳2年(1382年)、室町3代将軍足利義満の発願で足利家の菩提寺として創建されました。寺院の中で京都五山の第二位に列せられるとともに、塔頭(たっちゅう)鹿苑院は、塔主が僧録職を兼ねたため「鹿苑僧録」と呼ばれ、文化・政治面にも大きな影響力を持っていました。
応仁・文明の乱(1467〜1477年)も含め、幾度かの火災で焼失と再建を繰り返しました。桃山時代から江戸時代にかけて復興をとげましたが、天明8年(1788年)の天明の大火でほとんどが焼失し、文化年間(1804〜1818年)に今見る伽藍が復興されました。
方丈も文化4年(1807年)に復興されたもので、裏方丈庭園はその時に作られたものと考えられています。
開山塔は、開山の夢窓国師像を安置し、「龍渕水の庭」と呼ばれる前庭があります。
裏方丈庭園とさほど変わらない時期に作庭されたものと考えられますが、昭和初期に改修を受けています(京都市都市緑化協会HPより)
裏方丈庭園:臨済宗相国寺派の大本山である相国寺は,足利義満により創建された。現在の方丈は,天明の大火による焼失後の文化4年(1807)に再建されたもので,この庭園もその時に築造されたものと伝えられている。方丈の北面に広がる庭園は,空堀状の枯流れが特徴である。この枯流れは,卓越した意匠を持ちながらも,方丈の屋根や周辺の雨水処理と,方丈からの鑑賞という,重層的な機能を満たしている点からも,貴重な庭園である。(京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課HPより)

私的満足度「★★」:開山塔庭園は非公開のようです。今回特別拝観できた裏方丈庭園は何か堀切のような造作で不思議な感じでした。


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