26京都府 重森三玲美術館 庭園

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住所:京都市左京区岩倉幡枝町
アクセス:JR京都駅〜バス
様式・作庭:枯山水、重森三玲
文化財:国登録文化財

京都の重森三玲旧宅(旧鈴鹿家)は、吉田神社(※)の社家として名高い鈴鹿家の所有であったものを、昭和18年(1943)に東福寺方丈庭園などの作庭で知られる、庭園家の重森三玲が譲り受けた。本宅が享保期頃(1716-35)、書院が寛政元年(1789)と伝えらる江戸期の建物で、これは近衛家の援助によって建立されたものである。現在の重森三玲旧宅は、これら江戸期の建造物のほか、三玲が新たに自ら設計して建てさせた、二つの茶席(無字庵 昭和28年、好刻庵 昭和44年)と、自作の書院前庭や茶庭、坪庭がつくられている新旧融合の特殊な場所である。重森三玲旧宅は現在、吉田神社界隈で、格式ある社家建築の趣きをつたえる、ほぼ唯一の遺構であり、その文化財的価値は貴重なものである(書院、茶室は国の登録文化財)。
書院前の庭は、中央に蓬莱島、東西に方丈、瀛州、壷梁の三島を配した枯山水庭園で、部屋の内部や縁側から鑑賞することができる。三玲が作庭した数々の寺社庭園や個人宅の庭などに比べた場合、この書院前の庭の特徴は、住まいとしての江戸期の建築と調和しながら、茶を中心にした日々の暮らしに則している点にある。(重森三玲美術館HPより)

私的満足度「★」:ご自宅だから仕方が無いのでしょうが、拝見できるお庭が1個です。これで600円は相当の重森ファンでなければ納得しないでしょう。書院からの庭の眺めはあのシャープの液晶テレビ・アクオスのCMで吉永小百合さんが紹介していた 「モダン山水の庭」です。コマーシャルのせいでしょうかロシア人夫婦やら、私のほかに10人以上の人が予約拝観しました。


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