所在地:京都市左京区大原来迎院町540 アクセス:JR京都駅〜バス 形式・作庭: 池泉鑑賞式庭園 文化財: 有清園;宸殿前に広がる雄大な庭園です。青苔にスギ、ヒノキ、ヒバなどの立木が並び、見るものをして心の安らぎを与えてくれる庭です。 そして、御堂の東側にはまんまんと水をたたえた池泉があります。山畔を利用して三段式となった滝組を配して、上部から水が池泉へと流れ落ちています。この滝を「細波の滝」と呼んでいます。紅葉が見事です。 天をついて並ぶ杉木立。その間に枝葉を広げる樹木は季節と共にその色を変え、一面に生えつづく緑の杉苔は永遠の時を刻み込んでいるかのようです。 宸殿より往生極楽院に通ずるこの広い庭園は、その名の通り清らかな自然に抱かれています。園内の所々には、地蔵様が訪れる人々をあたたかく見守られ、(地蔵菩薩は迷いの世界で人々を救うと伝えられ、とくにその慈悲深さより子供たちの守護尊として広く信仰を集めている。)また、春には石楠花の淡い色が園内一面を染め、生命の尊さを無言で語りかけましょう。 聚碧園庭園;客殿を介して初めに広がる庭園。声明の音がしみ渡ったであろう自然の美に、江戸時代の茶人金森宗和(かねもりそうわ・1656没)が感動し、自らの手を加え、今日の清楚にして優美な庭が生まれました。庭内の、永遠に満るがごとく清らかなる水を湛えた池の源は、音無しの滝より井でし清流、声明の音階より名を得た律川であります。往生極楽院の、杉木立ちの間に見透かすように在るさまが、尚いっそう庭の立体感を深めて伝わる自然の絵巻物といえましょう。(三千院HPより) 写真上:聚碧園庭園(わらべ地蔵に注目) 写真左下:有清園庭園 写真右下:慈眼の庭 私的満足度「★★★」:冬の三千院です。紅葉の時は人が凄いそうです。でも一度は観なければと思っています。(H21.1.19記) 紅葉時期に再訪。平日なのに混んでましたが広いのでなんとか見学できました。(H21.11.25記) |