所在地:上京区七本松通仁和寺街道上る一番町
アクセス:JR京都駅〜バス
様式・作庭:枯山水
文化財:京都市指定名勝
「日蓮宗京都八本山」の一つに数えられる鎌倉時代末期創建の由緒ある寺。境内は本堂・祖師堂・刹堂がコの字型に並ぶ典型的な日蓮宗伽藍となっています。特別公開される庭園は、江戸時代の作庭で、池を掘ることなく築山を数多く築いた独創的意匠をもつもので、今回の修復によって、当時の景観がよみがえり、石で滝組を作り、白砂を敷き詰めて水の流れを表す枯山水庭園に色づいた紅葉の美しさが映える名庭となっています。また、本堂には江戸中期に京都で活躍した絵師・渡辺始興筆「十六羅漢図」の壁画が描かれており、日蓮宗様式を伝える客殿では、普段ご覧いただくことのできない寺宝を特別展示します。(京都市観光協会HPより)
日蓮宗の本山の一つである立本寺が現在地に移ったのは、宝永5年(1708)のことである。
庭園は、記録によれば当寺四十九世住職日到上人(在住職天保14年・1843〜嘉永3年・1850)により作庭されたものである。池を掘ることなく築山を数多く築き、客殿西正面奥の築山前面には枯滝と見られる石組を配しており、その造形的な手法は、作者の庭園に対する機能的な姿勢をうかがわせる。江戸時代末期の記録が残る、独創的な意匠の庭園として貴重であり、昭和60年6月1日、京都市指定名勝とされた。(京都市「立本寺庭園」のプレートより)
私的満足度「★★」:広々として良い庭園です。市の指定名勝だけのことはあります。
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