26京都府 大橋家庭園 苔涼庭

フレーム

住所;京都市伏見区深草開土町45
アクセス;JR奈良線「稲荷」〜徒歩
様式・作庭:露地、小川治兵衛
文化財:京都市指定名勝

京都最古の水琴窟が100年近く優雅な音色を響かせる大橋家庭園は伏見稲荷大社の北にあり、瀬戸内の鮮魚を一手に扱う元請を家業としていた大橋仁兵衛が明治末から大正2年にかけて造園した別荘の庭で、親しくしていた七代目・小川治兵衛(植治)の監修を得て趣味で集めた12基の石灯籠をはじめ数多くの庭石を配し座敷の造りと調和させその眺めを楽しむ露地風の庭です。
水琴窟とは江戸時代に考案された排水装置を兼ねた音響装置で底に穴をあけた甕を逆さに土中に埋め手洗い時に穴から流れ込んだ水が下に溜まった水面に落ちる時、甕に反響する深く澄んだ音を楽しむというものです。『苔涼庭(たいりょうてい)』の名称は大橋仁兵衛が親交のあった各地網元の『大漁』を祈念して名付けたと伝えられています。(京都市観光文化情報HPより)

私的満足度「★★」:堅く門を閉ざしていたのですがインターフォンを押して拝観を願い出ると大橋さんが出てきて親切に説明をして頂きました。恐縮です。小川治兵衛に灯篭が多すぎると言われたが好きだから外せないと突っぱねたそうです。水琴窟の音も聞かせて頂きました。


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