26京都府 南禅寺・金地院庭園

フレーム

所在地:京都市左京区南禅寺福地町86-12
アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」〜徒歩
形式・作庭:枯山水、小堀遠州
文化財:国指定特別名勝

 南禅寺の塔頭のひとつながら、庭園や襖絵など、拝観すべきものが多い。慶長10年(1605)、以心崇伝(いしんすうでん)が再興。小堀遠州が作庭にあたったという枯山水の庭は特別名勝で、鶴亀の庭と呼ばれ、木と石で鶴と亀が表現されている。祝言庭ともいわれ永劫の繁栄を意味し、崇伝が三代将軍家光を招くためにつくらせたという。方丈は伏見城の遺構。「老松図」や「猿猴捉月図」は長谷川等伯の作。明智光秀が建立したという桃山時代の唐門があり、本堂、東照宮、茶室八窓席は重文。茶席の拝観は事前に申込みが必要。
 鶴亀の庭:崇伝が徳川家光のために作らせた。作庭には小堀遠州が当たった(遠州作と伝えられる庭は多いが、資料が残っている唯一の例)。桃山時代の風格を備えた江戸初期の代表的枯山水庭園として知られる。

私的満足度「★★★」:正真正銘の小堀遠州はここだけのようです。なかなか良かったです。

もうすこし金地院庭園

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