住所:京都市上京区新町頭鞍馬口下る下清蔵口町
アクセス:地下鉄烏丸線「鞍馬口」〜徒歩
作庭・作者:枯山水
文化財:
妙覚寺は日蓮宗京都十六本山の一つで、妙顕寺や立本寺とともに「三具足山」と言われ、別名「北龍華」と呼ばれています。開山は日像聖人ですが、永和4年(1378)に龍華院日実聖人が四条大宮の地に創建したことによります。文明15年(1483)に室町幕府9代将軍の足利義尚によって移転され、日蓮宗は隆盛を誇るようになりました。しかし、天文5年(1536)に天台宗の比叡山延暦寺の僧兵によって、京都市内の日蓮宗の21寺院が焼き払われ荒廃してしまいます。その後は復興され、織田信長の上洛の際に宿所として使われるようになりますが、『本能寺の変』によって焼失します。天正18年(1590)に豊臣秀吉の洛内の区画整備によって現在の地に移設されたのですが、江戸時代に大火によって堂宇が焼けてしまい、後に建物は立て直され、現在に至っています。
妙覚寺の表門は、元々は聚楽第の裏門であったと伝わります。その為、寺院には珍しい武家風の薬医門になっています。この表門前には大きなしだれ桜があり、春には美しい花を咲かせます。表門の正面には、日蓮上人や日朗上人、日像上人の坐像が安置されている祖師堂があります。また、妙覚寺の書院前には美しい庭園が広がっています。本堂の奥には、日蓮上人が比叡山で写経した法華経が一巻を写経された石塔があります。(京都名所探訪HPより)
私的満足度「★★」:書院前庭園は自由に見ることができます。また中庭には「法姿園」というお庭があるようですが。基本非公開のようです。
|