住所:京都市左京区下鴨宮河町58番地2
アクセス:京阪電車「出町柳」〜徒歩
作庭:池泉回遊式庭園
旧三井家下鴨別邸は、下鴨神社の南に位置し、三井家11家の共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の三井八郎右衞門高棟(たかみね)によって建築されました。この地には明治42年(1909)に三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)が遷座され、その参拝の際の休憩所とするため、大正14年(1925)に建築されたのが現在の旧邸です。建築に際しては、木屋町三条上るにあった三井家の木屋町別邸が主屋として移築されました。昭和24年(1949)には国に譲渡され、昭和26年(1951)以降,京都家庭裁判所の所長宿舎として平成19年まで使用されました。近代京都で初期に建設された主屋を中心として、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されており、高い歴史的価値を有していることから平成23年に重要文化財に指定されました。
建物の前面には,苔地の庭が広がり,その南に泉川(いずみがわ)から水を取り入れた滝流れを持つひょうたん型の池が作られています。池には石橋が架けられたその南には,芝を張った築山に灯籠や巨大な鞍馬石の景石が置かれ,その周囲に園路が巡っています。(三井家下鴨別邸HPより)
私的満足度「★★」:平成28年10月より公開開始されたのでさっそく観に行きました。庭越しにみる三階建ての建物が見事です。
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