26京都府 観修寺 庭園



所在地:京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
アクセス:地下鉄東西線「小野」駅〜徒歩
形式・作庭:池泉回遊式庭園
文化財:

昌泰3年(900)、醍醐天皇は生母の菩提を弔うため、生母の里であった寺を御願寺と定め、外祖父・藤原高藤の諡号をとって、勧修寺と号されました。天皇家、藤原家の帰依のもと、法親王が相次いで入寺し門跡寺院として繁栄しましたが、まもなく衰え、徳川時代、寺領寄進などにより再興されました。
寝殿作り風の宸殿や、江戸初期書院作りの典型とされる書院(重要文化財)は元禄10年(1697)に明正天皇の旧殿を外賜されたもので、書院には土佐光起作とされる襖絵があります。
見所は「勧修寺氷池園」と呼ばれる池のある庭園でしょう。ある書によると、この庭園を「典雅の極致」とたたえているように、この庭園はまさに平安期族の庭です。
2万平方メートルの池を中心に展開する雄大な池泉舟遊式の庭園で、池の中には大小3つの島が浮かび東山を借景に15の景勝が設けられています。
春には桜、夏には池のスイレンが咲きます。その昔、この池は実際に舟遊びに使われたそうです。また、その頃の呼び名は「来栖野氷室の池」と呼ばれ、毎年1月2日にこの池に張った氷を宮中に献上し、その氷の厚さでその年の五穀の実りを占ったともいわれています。
書院の前庭にある灯篭は水戸光圀公の寄進で、「勧修寺型灯篭」と呼ばれています。その周りには「ハイビャクシン」という樹齢750年の名木があり、これも歴史を感じながら眺めてみましょう。
勧修寺塔頭の仏光院は、有名な尼僧・大石順教さんが修行に励まれたところです。この仏光院には、彼女の書いた「忍」の色紙が残っているそうです。 (ウェブタウン京都HPより)

私的満足度「★」:スイレンの咲く時期にまた来たいです

御朱印は仏光院という塔頭でいただくことになります。今回で3回目の訪問になりますが、少し良い季節に訪問できたので写真差し替えです。また「かじゅうじ」と読ませることを今回初めて知りました。(令和4年3月再訪)





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