住所;京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 アクセス;JR京都駅〜バス 様式・作庭:浄土式庭園 文化財 鎌倉時代の初め、専修念佛の元祖法然房源空上人は、鹿ヶ谷の草庵で弟子の安楽・住蓮とともに、念佛三昧の別行を修し、六時礼讃を唱えられた。1206年(建永元)12月、後鳥羽上皇の熊野臨幸の留守中に、院の女房松虫・鈴虫が安楽・住蓮を慕って出家し上皇の逆鱗に触れるという事件が生じ、法然上人は讃岐国へ流罪、安楽・住蓮は死罪となり、その後草庵は久しく荒廃することとなった。江戸時代初期の1680年(延宝8)、知恩院第三十八世萬無和尚は、元祖法然上人ゆかりの地に念佛道場を建立することを発願し、弟子の忍澂和尚によって、現在の伽藍の基礎が築かれた。浄土宗内の独立した一本山であったが、1953年(昭和28)に浄土宗より独立し、単立宗教法人となり現在に至っている。通常伽藍内は非公開であるが、毎年、4月1日から7日までと11月1日から7日までの年2回、伽藍内部の一般公開を行っている。 方丈のそばにある庭園は、中央に阿弥陀三尊を象徴する三尊石が配置された浄土式庭園です。この庭園には京の名水として有名な「善気水」が絶えることなく湧き続けています。また、本堂北側の中庭には、法然院を代表する三銘椿(五色散り椿・貴椿・花笠椿)が整然と植えられており、3月下旬から4月上旬にかけて美しい花をつけます。(法然院HPより) 私的満足度「★★」:年間に2週間しか拝観できない法然院です。特別拝観の時期を狙って訪問です。入り口の門と白砂壇(びゃくさだん)の盛り砂が良い感じです。 |