所在地:京都府綾部市味方町井上寺48
アクセス:JR綾部駅〜徒歩
様式・作庭:池泉鑑賞庭園
文化財:
宝住寺はその昔、当地にあった真言宗の井上寺がその始まりと考えられます。その後、明智光秀の丹波平定(天正八年・1580頃)に先立つ永正十五年(1518)、開祖・教山至道禅師の示寂の年を元に永正年間(1504〜1521)の開創と伝えられています。
開祖の寂後450年して、第十六世・義海和尚が境内に遷座した薬師如来坐像(綾部市重文)は、真言宗の開祖・弘法大師(空海)の弘めた薬師信仰に由来し、井上寺の本尊であったと考えられます。その後、宝暦三年(1753)に隣刹の二ヶ寺とともに、綾部藩主九鬼隆季公の菩提寺・隆興寺(正保四年・1647開創)の末寺となり、明治二十一年(1888)には他の寺院とともに大本山妙心寺の直末[じきまつ]となりました。
堂宇は、元禄十二年(1699)に火災のため消失したものを恒雲梵沙和尚が再営。さらに寛政二年(1790)に観法祖伶和尚が再建立されました。しかし、二百十有余年の星霜を経て堂宇の損傷も激しく、平成十六年(2004)に義海和尚が本堂並びに諸堂を再建、不肖の代に庫裡を新築、駐車場を整備し、お檀家様の絶大なご協力を得て全山の景観を一新することができました。(綾部の文化財HPより)
私的満足度「★★」:「羅漢山大心字庭」という名前の新しい庭園ですが、仏像が斜面の庭園とマッチして不思議な印象です。賛否両論ありそうです。紅葉も素敵でした。
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