所在地:京都市左京区浄土寺石橋町37 アクセス:JR京都駅〜バス 形式・作庭:池泉回遊式庭園 文化財:国指定名勝 今出川白川から東に入ると、眼前に大文字(東山如意ヶ岳)を望む銀閣寺(慈照寺)の参道が続き、その少し手前の銀閣寺橋にさしかかるあたりに白沙村荘があります。総敷地面積3400坪(10000平方メートル)の敷地には関雪が半生をかけ描いた壮大な作品が描かれています。中には国の名勝に指定されている庭園と、官展の出品作を描いていた大画室や妻のために建てた茶室などの建物、そして関雪が集めた平安〜桃山期の多くの石造美術品などがあります。邸宅内にある建物の意匠や設計も、庭園の設計も関雪自身が行ったものでそれ自体が一つの作品空間として存在しています。この庭園は、関雪独自の思想に基づき造り上げた市中の山居。その美意識が強く反映された希有な作庭例として、平成12年8月に国の名勝に指定されました。 白沙村荘の総敷地面積は約3400坪(10000平方メートル)。そのうち国の名勝に指定されている庭園部分は2600坪あまりです。指定区域のほとんどは財団法人関雪記念財団の運営する白沙村荘 橋本関雪記念館として、一般公開されています。 全体の構成は池泉回遊式庭園の形態を取り、年代ごとに大きく3分割することができます。まず造営初期、関雪30代の頃に造られた部分は中央の大きな池(芙蓉池/ふようち)に面した形で建物があり、主家(瑞米山/ずいべいさん)と大画室(存古楼/ぞんころう)、中画室(懶雲堂/らんうんどう)や八幡宮、地下からの湧泉、はなれ(蛙吹草堂/あすいそうどう)、持仏堂、主な石造美術品などがこの区域に集中しています。 造営中期頃の庭園は庭園南部分に偏りながら拡張されており、これもまた池(瑞月池/ずいげつち)を中心として茶室群(倚翠亭/いすいてい、憩寂庵/けいじゃくあん、問魚亭/もんぎょてい)が点在する形で建てられています。(白沙村荘HPより) 私的満足度「★★」:銀閣寺の後に来ると静にみれます。とっても良い感じです。(H21.1.21記) 新緑の時期に再訪。写真差し替え(H23.5.5記) |