26京都府 毘沙門堂 晩翆園

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住所:京都市山科区安朱稲荷山町18
アクセス:JR山科駅〜徒歩
様式・作庭:池泉回遊式庭園
文化財:

毘沙門堂は天台宗五箇室門跡の一つで、正しくは護法山出雲寺と言います。鎌倉時代初期に平家ゆかりの寺院として復興されましたが、江戸時代に再度復興された際、御本尊に毘沙門天を拝したことから、通称を毘沙門堂と呼ばれるようになり、現在では毘沙門堂の名で知られています。江戸時代初期の後西天皇の皇子が毘沙門堂に入られて以来、門跡寺院となり、今では門跡寺院の高い寺格と落ち着いた山寺の風情が魅力的な山科を代表する古刹です。御本尊の毘沙門堂は商売繁盛・家内安全にご利益があり、一月初寅参りには福笹が授与され、善男善女で賑わいます。毘沙門堂には、ひときわ荘厳な雰囲気をもつ山門があります。これは、後西天皇より拝領された檜皮葺きの総門で、勅使門と呼ばれています。かつては、天皇の行幸かその代参がこられた際に、現在は毘沙門門跡門主の晋山式以外は開門されない開かずの門でもあります。また、本堂と併設されている霊殿の天井には龍が描かれています。この天井龍は、目の向きや顔が見る角度により変化するという、珍しい水墨画です。
 境内の奥には、晩翠園と言う回遊式庭園があります。谷川の水を引き、滝を造った江戸初期の庭園で、中心の池に、亀石・千鳥石・座禅石などを配置した名庭と言えます。また、仁王門へ延びる急な石段の参道は、秋には紅葉のトンネルの美しさで有名です。その仁王門には、阿吽(あうん)の二天像が本堂を護るように立位しておられます。(京都名所探訪HPより)

私的満足度「★★」:山科とはいえ紅葉の名所、やっぱり人は多かったです。でも美しかったです。


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