所在地:滋賀県大津市本丸町 アクセス:京阪電鉄石山坂本線膳所本町駅〜徒歩 文化財:国重要文化財(移築城門) 近江大橋西詰のすぐ南側に突き出た地にあった膳所城は、徳川家康が関ヶ原の合戦の後、築城の名手といわれた藤堂高虎に最初に造らせた城でした。城構えは、湖水を利用して西側に天然の堀を巡らせた典型的な水城で、白亜の天守閣や石垣、白壁の塀・櫓(やぐら)が美しく湖面に浮かぶ姿は、実に素晴らしかったといいます。この美観は、「瀬田(せた)の唐橋(からはし)唐金擬宝珠(からかねぎぼし)、水に映るは膳所の城」と里謡(さとうた)にも謡(うた)われています。 戸田(とだ)・本多(ほんだ)・菅沼(すがぬま)・石川と城主が変わった後、本多6万石代々の居城として長く偉容を誇りましたが、明治維新で廃城になり楼閣(ろうかく)は取り壊されました。城門は重要文化財で、膳所神社や篠津(しのづ)神社に移築されて残っています。 現在、本丸跡は、膳所城跡公園として整備され、春には桜の名所として花見客を多く集めています。(滋賀県観光情報HPより) 私的満足度「★★」:けっこう立派です。琵琶湖畔の綺麗な公園になっています。国重要文化財に指定されている城門も全部観たいものです。 |