所在地:滋賀県大津市中庄1−19−23
アクセス:京阪電鉄/石山坂本線「瓦ヶ浜駅」〜徒歩
様式・作庭:池泉鑑賞式庭園
文化財:
蘆花浅水荘とは、明治・大正・昭和初期にかけて、京都画壇で活躍した日本画家山元春挙の別荘庭園です。
40歳頃、生地に近い大津市膳所の琵琶湖畔に自分の「画の師森寛斎と両親」の恩を記す目的で別荘の建築を思い立ち、大正3年から10年前後にかけて、離れ、土蔵、持仏堂及び本屋を完成させました。また庭園も琵琶湖及び対岸の三上山(近江富士)を借景に、自然の中に、自己の芸術を表現しようとしました。
時代の移り変わりの中で、別荘街であった周辺もすっかり変容しましたが当所は昭和30年、春挙の嗣子清秀が「宗教法人記恩寺」とするなどしながら、守られ、平成6年に「近代和風建築の遺例」として、国の重要文化財に指定されました。(蘆花浅水荘HPより)
私的満足度「−」:前日までに拝観の申し込みをしないと入れないとの張り紙がありました。外からの撮影で我慢です。となりにマンションが建っていてお庭が一望の下と思われます。
R6.11.27バスツアーに参加し訪問。亭主自ら約1時間解説を頂く。400坪の邸宅庭園を今に残せたのは宗教法人(記恩寺)にし、税制面の恩恵を得ているためとのこと。周りにマンション、ビルが建ち、創建当時の風景と様変わりしているので庭園としての感想は微妙。むしろ建物内部の細かな造作が非常に素晴らしい邸宅でした(写真は下段)。
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