25滋賀県 三井寺 閼伽井石庭

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・住所:滋賀県大津市園城寺町246
・交通:京阪電車三井寺駅下車徒歩10分

・由来:日本最古の庭である。蓬莱山といい東海中にあって仙人が住み不老不死の地と考えられている霊山を形地取った石組みである。中央より、人、神仏、鶴、亀と置かれている。(現地案内板より)
大津にある名刹、天台寺門宗総本山、長等山園城寺は、「三井寺」という名で地元の人たちに親しまれてきた。天智天皇、天武天皇、持統天皇の産湯に用いられたと伝わる霊泉があることから「御井(みい)の寺」と呼ばれ、それが三井寺という名の由来となった。「閼伽井屋(あかいや)の三井の霊泉」と呼ばれるこの霊泉を取り囲むように、「日本最古の庭園」と記される「閼伽井石庭」がある。ごく小さな庭だが、いまでいう日本庭園の石組みが配されている。閼伽井石庭は、同じ三井寺境内にある有名な「光浄院庭園(国指定名勝)」や「勧学院庭園」などに比べると控えめで、まさに「知られざる名庭」という名がふさわしい庭園のひとつだ。また歴史的観点で見ると非常に貴重なものと思われるが、「日本最古の庭園」を証明する歴史的な証拠や裏づけは得られていない。閼伽井石庭はもともと苔むした、石庭らしさに満ちた風情を醸していた。だが、すぐとなりにある金堂(国宝)や閼伽井屋(重要文化財)などの建物を守るために、近年、周囲の木々の枝を切り落としたために直射日光にさらされ、苔は絶えてしまったそうだ。(滋賀文化のススメHPより)

・雑感:「閼伽井(あかいや)石庭」と読みます。前からあるのは知っていたのですが、特に写真に収めていませんでした。西国巡礼で訪問した際にせっかくなので撮影しました。



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