住所:滋賀県東近江市八日市松尾町3-13 アクセス:近江鉄道八日市駅〜徒歩 様式・作庭:枯山水 文化財: その昔、聖徳太子が四天王寺に用いる瓦をつくった記念に瓦屋寺を創立したのが始まりと伝えられる。当地に瓦屋寺別院延命山尊勝寺という東大寺所属の寺院の鎮守であったと伝えられる。境内の枯山水の庭園は桃山時代初期に作られたもので、寺院又は武家屋敷の書院に面した庭園の遺構とされていて、当時近江を支配した佐々木六角氏の書院のものといわれています。(全国神社仏閣ガイドHPより) 桃山初期の作庭といわれ、寺院叉は武家の書院に面した庭園機構です。当地には昔、延命山尊勝寺という東大寺所属の寺があって、松尾神社はその寺の鎮守であったと考えられるところから、当庭園もその機構と思われます。しかし、一説では、永禄9年(1566)奈良興福寺、一乗院に隠れていた将軍足利義昭が、近江に佐々木義賢を頼った時、将軍を迎えるために義賢が作庭したともいわれています。それは、同将軍が信長に追われて、朝倉義景を頼ったときも、義景が一乗ヶ谷の居城に作庭しており、その庭園と松尾神社庭園とが時代的にも、あるいは様式、手法なども全く同一であるところから類推されたもので、この地に豪族の邸宅があったことも考えられます。 山畔に多数の石組を建てた豪放なものは、蓬莢石組。中央部一群の石組は、須弥山(しゅみせん)や、鶴亀島の形態を整えており、武家書院好みの力強い造園技術を偲ばせる名園です。(滋賀県観光情報HPより) 私的満足度「★★」:八日市の駅の真裏にあります。古代的な石組みがいい味出しています。 |