住所:滋賀県大津市本堅田二丁目12-5 アクセス:JR堅田駅〜バス 様式・作庭:借景庭園 文化財:国指定名勝 居初(いそめ)家は堅田の豪族三家の1つで、その茶室は天然図画亭(てんねんずえてい)と呼ばれます。庭園は、江戸時代の著名な茶人である藤村庸軒(ふじむらようけん)と地元の郷士である北村幽安(きたむらゆうあん)(1648-1719)の合作です。国指定の名勝。 この庭園の素晴らしいところは、茶室から見る借景の見事さです。庭園東側の石垣が琵琶湖に接しているので、サザンカ・モッコク・マキ・サツキなどの刈り込みの向こうに、雄大な湖に始まり、近江富士の三上(みかみ)山などの湖東(ことう)の連山が一望のもとに見渡せます。まさに、天然の図画という名がふさわしいです。 庭園は、茶室の東側と北側に広がります。茶室の方は入母屋造の趣ある建物で、茶の道具が客に見えないように、主室との間に低い結界が付けられ、主人の謙虚さがうかがえる構造になっています。(滋賀県観光情報HPより) 私的満足度「★★」:ここに来るときにはお習字の練習をしてからの方が良いです。まずは電話で拝観予約をし、入るときに筆で住所氏名を書くためです。琵琶湖の借景は変わり果ててしまいましたが、お庭の見事さはさすが国の名勝だけあります。居初さんなんでしょうね、おじいさんが説明をしてくれます。 |