所在地:滋賀県東近江市百済寺町323 アクセス:JR河瀬駅〜バス 形式・作庭:池泉廻遊式庭園 文化財: 百済寺(ひゃくさいじ)一山の本坊は喜見院です。現在の建物は、昭和15年に仁王門側から移転改築されたもの。それにともない庭園も旧本坊のものを拡張改造されました。この庭は東の山を借景に山腹を利用し、大きな池と変化に富む巨岩を配した豪華な池泉廻遊式ならびに観賞式の庭園です。とくに聖徳太子の願文に「一宿を経るの輩は必ず一浄土に生る」とありますが、これにちなんでこの庭も東の山には弥陀観音勢至の三尊をはじめ各菩薩に見たてて石を配しております。 これらの巨石は旧本坊庭園とさらに百済寺山内の谷川から集められたものを組み合せて作庭されました。また、庭内には中世の石造品の残欠も多く見られます。 本坊庭園は別名「天下遠望の名園」と称されております。西方の借景は琵琶湖をかすめて、55km先の比叡山で、広大なパノラマ展望を望めます。さらに西方、880km先には、往時の「百済国」がありました。百済からの渡来人が母国を偲ぶ気持ちで「遠望台」に立つ時、両国の深い交流関係が蘇ってきます。(百濟寺HPより) 私的満足度「★★」:初めは戦国武将が自国の領地を見渡したのかと思ってましたが、帰化人が故郷を思ったとの言われでした。(写真下)庭の中にある天下遠望の展望場所からみた夕日の美しかったこと、良い思いでになりました。 |