25滋賀県 阿自岐神社 庭園

フレーム

住所:滋賀県犬上郡豊郷町安食西663
アクセス:JR河瀬駅〜タクシー
作庭・作者:池泉多島式庭園
文化財: 県指定名勝

道路沿いに石灯籠がずらりと並び、それに沿って美しい庭園が続いています。庭園は池泉多島式と呼ばれる様式で、池の美しい曲線を描いた広がりと、木々の緑がなんとなく神々しい雰囲気を漂わせてくれます。
この神社に祀られているのは、アジスキタカヒコネの神で阿自岐氏のことです。阿自岐氏はかなり高貴な百済系の渡来人で、この庭園づくりに、日本に漢字を伝えた王仁氏を招いたといわれています。それはなんと今から1500年も前の事ですから、まだ庭などなかっただけに、阿自岐庭園は古代豪族の憩いの場となっていたのでしょう。これは日本最古の庭園の一つともいえます。また、この地域が安食と呼ばれるルーツは、やはり阿自岐氏からきたと思われます。阿自岐氏が近江に来て美しい庭園を築き、心豊かに安らぐこの郷に住んだと聞いて訪れると遠く千数百年前、古代豪族の美の世界へロマンが広がります。(豊郷町HPより)

私的満足度「★」:相当古いお庭です(延喜式にその名を残す上古の様式を伝える庭園)。歴史的価値は高いのでしょうが、眺めて愛でるという感じにはなりにくい庭です。



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