所在地:三重県名張市丸之内54
アクセス:近鉄名張駅〜徒歩
様式・作庭:枯山水
文化財:
藤堂高虎の養子となった藤堂高吉から始まる名張藤堂家の御殿。現存する建物は、奥住居の一部と桃山式枯山水の庭園のみですが、江戸時代の上級武家屋敷が残っているのは全国でも珍しく貴重なものです。近世上級武士の館として県下で唯一現存する名張藤堂家邸。現在の館は1750年頃の再建後の建物で、敷地面積にして往時の2割弱をとどめるのみですが、主人の住まいの部分が残る例は全国でも珍しく、県指定史跡となっています。
庭園は中奥広間の西庭で、江戸時代初期に作られた枯山水です。 広間の横には書院茶席の「清閑楼」があり、清閑楼の正面に北門が設けられています。藤堂家邸の主人はここから客人を招き入れたのでしょう。書院式露地の手法をとる清閑楼前面には、竹でできた縁側や背の高い手水鉢、さらに石組の枯池の中に、降り蹲と井筒が設けられています。南方にある築山は、山頂石などを「築山庭造伝」という江戸時代の作庭の教本にならって配しており、その横に大石を立てて枯滝石組、下に枯流れを作っています。(すばらしき三重HPより)
私的満足度「★★」:おじさんが一人で頑張って手入れをしているそうです。脱帽です。
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