所在地:度会郡大紀町872 アクセス:松阪駅~バス 文化財: 瀧原宮、瀧原並宮のご鎮座の由緒は大変古く、『倭姫命世記やまとひめのみことせいき』によると約2000年前まで遡ります。第11代垂仁天皇すいにんてんのうの皇女倭姫命やまとひめのみことが、御杖代みつえしろとして天照大御神を奉戴ほうたいして、ご鎮座の地を求めて、宮川下流の磯宮いそのみやをお発ちになり、上流の方にお進みになると、「大河の瀧原の国」という美しい土地があり、この地に二宇の宮殿を造立されたのが起源とされます。 このとき、宮川の急流に困られたご一行を真奈胡神まなごのかみがお出迎えをしてお渡ししたため、倭姫命はその場所に真奈胡神をまつる御瀬社みせのやしろをお定めになりました。これが今の皇大神宮摂社多岐原たきはら神社です。瀧原宮の下流約6km、大宮町三瀬川の宮川のほとりに鎮座されています。そこには近年まで熊野街道の「三瀬の渡し」がありました。 瀧原宮は『皇太神宮儀式帳こうたいじんぐうぎしきちょう』には「天照大御神遙宮あまてらすおおみかみのとおのみや」、『延喜太神宮式えんぎだいじんぐうしき』には「大神遙宮おおかみのとおのみや」、「伊勢と志摩との境の山中、大神宮西を去る九十里」と記されているなど、その歴史の深さがうかがえます。(神宮HPより) 私的満足度「★★」:静かで誰も来ない所かと思いきや、隣に道の駅があり、ついでにお参りに来る人々がそこそこいらっしゃいました。公共交通機関で行くのは結構不便です。
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