所在地豊田市猿投町瀬戸田11番1外2筆
アクセス:豊田市駅〜バス
旧龍性院庭園は、猿投山の南麓に位置する猿投神社の神宮寺の一つであった旧龍性院に所在する。
庭園は、南北方向に約 43m、東西方向に約 28mを測る座観式庭園であり、池泉とその三方を囲む築山、庭園の視座となった客殿などにより構成されている。庭園の成立は、考古学的な所見から 17 世紀前半に成立したと考えられる。
庭園は、廃仏毀釈による破却は免れたものの、その後の年月の中で様相は変わってしまった。しかし、近年行われた調査によって、地割、石組等は、旧態を良好にとどめ、江戸期の絵図とよく一致することが確認された。
このように、旧龍性院庭園は近世の状況をよく伝え、当時の三河地域の庭園文化のよい事例であり、その芸術上の価値及び日本庭園史における学術上の価値は高い。
私的満足度「★★」:平成29年02月09日に国の名勝指定を受けました。猿投神社の隣りにあるとの情報をもとに神社にまでは来たのですが庭園が発見できません。案内板もなく、文化財データベースの地図のあたりには民家が建っていました。もしかしたらこの川の向こう側かもしれない所の写真を掲載しておきます。とはいえ目印にしていた猿投神社が予想外に素晴らしかったので良かったです。
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