23愛知県 華蔵寺 庭園

フレーム

所在地:愛知県幡豆郡吉良町岡山字山王山59
アクセス:上横須賀駅〜徒歩
様式・作庭:枯山水
文化財:

華蔵寺は金星山華蔵寺と称し真言宗であったようです。貞和年中(1345〜1349)に、一峰一禅師が住持したといい、以前は花蔵寺村(現西尾市)にあったと伝えられている。吉良氏は鎌倉時代から西尾の実相寺が菩提寺であった。義定の時に華蔵寺を建てて菩提寺とした。慶長5年(1600)に吉良義定が亡き父の追善のために、片岡山華蔵寺と改めた。美濃国加納の成徳寺から臨済宗妙心寺派の高僧月船禅師を請して開山となし、厚く三宝に帰依せられた。
 なお、その孫義冬公の斡旋により徳川三代将軍家光公の台聴に達し、肇めて寺産の印章を拝受し永く官役宥許の恩命を得て吉良家の香華所として知られています。吉良義央は父義冬が寛文8年(1668)に61歳で没したので、父の冥福追善のため田地一反七畝七歩九合を寄進。翌9年(1669)に京都の妙心寺より天英和尚招請して華蔵寺四世とした。元禄3年(1690)義央50歳の時、本堂西に霊屋をつくり、吉良氏で従四位上に叙せられた義定、義安、そして自像を安置した。
 また、華蔵寺の梵鐘もこの時の寄進で、惣司に斉藤金右衛門忠行、副司に斉藤伊左右衛門左衛門尉盛敬と富田重左衛門直次が当たったと記録されている。華蔵寺の庭園は,17代義央公が1690(元禄3)年に寄進したもの。

私的満足度「★★」:当初は駅からタクシーでチャッチャと周ろうと計画していたのですが、駅前にタクシーなんかいません。仕方なく良く整備された「赤馬の径」を歩いてお寺まで来ました。志納金200円で素晴らしいお庭を拝観できます。ここまで来てやっと町中にある赤い馬の意味が分かりました。



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