住所;静岡県静岡市葵区大岩町7-1
アクセス;JR静岡駅〜バス
形式・作庭:池泉回遊式庭園
文化財:国指定名勝
臨済寺は静岡市の北に連なる賤機山のふもとにたつ寺で臨済宗妙心寺派の禅寺です。また、専門道場として各地より修行僧の掛錫するもの多く規矩整然たる叢林としての日常が送られています。外廓団体としては開運講と禅道会がありまして開運講は摩利支尊天信仰の団体として年一回講中斎にお招きしております。一般の方を対象とした禅道会は毎月行われ住職の提唱を聞き、座禅につとめております。
方丈は今までに2回戦火にあい、一度目は永禄11年(1568年)武田信玄により消失し、元亀3年(1572年)正親町天皇の勅命によって信玄が再建、二度目は天正10年(1582年)徳川家康により消失同年8月正親町天皇の御内令により家康が再建したものが今日みる伽藍であります。
庭は本堂書院の背後にせまる賤機山の峯にかけ、3段となって築かれた雄大な景観をもつ庭です。皐月の頃は、百花繚乱さながらゴブラン織をのべたような美しさで、秋の頃は、全山紅葉してその眺めは筆舌につくしがたいものがあります。書院からの峯の茶室・無想庵へは、長廊を架けわたしてこれを結び、庭の形式は池泉廻遊式となっています。すこぶる変化に富んでいて、桃山時代より江戸時代にかけて完成をみた庭で、(当山第四世鉄山和尚の代)将軍家出入の庭師の作です。
茶室・無想庵は京都大徳寺南朝亭の写、炉は徳川慶喜が愛用されたものです。(臨済寺HPより)
私的満足度「★★★」:今川義元の命日である5月19日と秋の1日だけしか公開されない庭園です。やっと休日に公開日が重なったので訪問を果たしました。自己満足度は非常に高いです。
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