所在地:高山市宗猷寺町218 アクセス:JR高山駅〜タクシー 形式・作庭: 文化財: 高山市内唯一の臨済宗妙心寺派の寺院です。寛永9年(1632)飛騨国守、金森三代出雲守重頼、佐京重勝の兄弟が、父出雲守可重の菩提のため、妙心寺前住「南叟宗安禅師」を開山に迎え建立。初め新安国寺と称しましたが、のちに重頼の法号真龍院殿と重勝の徽雲宗猷居士より「真龍山・宗猷寺」と改めました。 境内には山岡鉄舟の碑と飛騨郡代であった鉄舟父母の墓が祀られています。鉄舟は両親没後、10歳より江戸に立つ17歳までを飛騨で過ごし、当山十五世俊山禅師に禅を学びました。禅師に大梵鐘をねだった上にやりこめた話は知る人の多いところです。鉄舟の後の豪邁な素地は、高山時代に培われたものといわれています。観音堂は鉄舟寄進によるものです。 神社仏閣の建ち並ぶ静かな東山にあって、偉容を誇る石垣、寺地、裳層付の本堂(市文化財指定)はその姿と共に今も禅の心を伝えています(鐘堂は市文化財)。境内、庫裏東側に庭が広がる。 築山ではなく自然の山から谷が出て、その谷の端に滝があり、池が長く続く。この形式は東山の寺院に共通の特色である。南を山で包まれ、おちついた静かな親しみ易い庭である。踏石、山側の石積み、刈込みの低、中木や全体の構成に風流大名金森家の庭らしい様子が見られる。上品で上質な高山の武家文化を伝える庭である。(飛騨33観音霊場HP等より) 私的満足度「−」:雪のため拝観できず。(21.1.11記) 私的満足度「★★」:再訪。雲竜寺、素玄寺とならんでいるのですが、ここが一番お気に入りです。 |