所在地:岐阜県飛騨市神岡町殿573番地1
アクセス:JR高山本線飛騨古川駅から車で30分
文化財:国指定史跡
江馬氏の城館跡は、神岡町の高原川の河岸段丘上に位置している。居住の館である下館と、後背地の城山に築いた本城である高原諏訪城、北方の土城、西方の寺林城、政元城、南方の石神城が一括して史跡に指定されており、その総面積は、1,004,991.18m2である。
下館跡から発掘調査の結果、庭園遺構・堀・土塁跡・建物跡が検出された。庭園遺構は付近から産出する花崗岩を景石に利用し、大小6ケ所の入江を設け、池汀の総延長は滝口から約107mである。また、堀については、深さ0.5〜1.5mの箱堀と2.6〜3.Omの薬研堀が確認された。V字状の薬研堀は中世最大級のものである。出土遺物は、陶磁器類が最も多く、他に少量の金属製品や銭貨・石製品がある。整備され、門、会所建物、庭園等が復原されている。
江馬氏は、その出自や系譜について不明な点があるが、室町時代から戦国時代末期にかけて北飛騨を支配した戦国大名である。(岐阜県HPより)
私的満足度「★★」:神岡城は完全模造なのに対してここは由緒ある国の史跡です。
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