住所:長野県諏訪郡下諏訪町5531-1 アクセス:JR下諏訪駅〜徒歩 作庭・作者:露地、小口基實 文化財: 苔泉亭(たいせんてい:旧塚越邸)は諏訪大社下社秋宮の参道に立地しています。諏訪大社は全国の諏訪神社の総本社で、分社は1万を超えるともいわれています。末社の数の多さでいうと全国1位は稲荷神社3万社、2位は八幡神社2万5000社、そして3位が諏訪神社だそうです。また、しめ縄の長さは出雲大社系のものでは日本一といわれ、青銅の狛犬も日本一の大きさを誇っています。歴史は古く、記述は古事記や日本書紀にも出てくるようです。鎌倉時代以降は武士の守護神として広く尊崇され、武田信玄や征夷大将軍の坂上田村麻呂が戦勝祈願を行ったともいわれます。秋宮の建築に大きく貢献したのが立川流の棟梁たちです。苔泉亭内には3つの立川流の欄間があります。 そんな諏訪大社秋宮参道に立地した“旧塚越邸”は江戸時代は呉服屋、昭和は郵便局、近世は医院として時代とともに変化を遂げました。しかし、時代と共にやはり耐久性などの問題も生じしばらくの間人の住まない建物になりました。2007年に地域の歴史文化再生をコンセプトに手を加えられ“旧塚越邸”は”苔泉亭”として現在の姿になり、新しい門出を迎えました。亭内の端々に感じられる時代の流れをどうぞごゆっくりお楽しみください。長い間人の手が入らなかった庭には、杏子の樹や杉がとても大きく育っていました。全国に渡って活躍されている庭師小口基實さんにより、新たな息吹が宿りました。四季折々の変化をお楽しみ下さい。(苔泉亭HPより) 私的満足度「★」:下諏訪大社見学後駅までの道筋に趣きのある庭園を発見。写真を撮って家に戻って調べたらこれも小口さん作庭のものでした。さすがは趣味が良いです。 |