20長野県 塩田城跡

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住所;長野県上田市前山
アクセス;上田交通別所線「塩田町」駅〜徒歩
文化財:県史跡

塩田城跡は、塩田平の南方にそびえる独鈷山の一支脈である弘法山の北山麓にあり、塩田平を一望できる位置にあります。神戸〔ごうど〕川と御前沢〔ごぜんざわ〕にはさまれた南北約700m、東西の最大幅約180mにわたる山腹一帯には、二十数段に及ぶ階段状の帯郭〔おびくるわ〕がみられ、また、その北側前方部の空堀跡の向かい側には広い平坦面が続き、城跡の大きさが想像されます。さらに、その北方前面には、かつての侍〔さむらい〕屋敷町の面影をよく残した東前山の集落が、南北約700m、東西約200mにわたって展開しています。
元弘三年(1333)、塩田の地を治めていた塩田北条氏が滅亡した後、ここは坂木(城)を本拠とした勢力者村上信貞の領地となったことが記録にみえます。村上氏は、室町中期以後重臣福沢氏をこの塩田城におき、前線基地として長い間統治してきました。しかし、天文二十二年(1553)に甲斐(山梨県)の武田信玄の侵攻によって、城は奪われてしまうのです。武田氏は、この城に飯富〔おぶ〕氏を常駐させて信濃経略の拠点としますが、天正十年(1582)武田氏の滅亡により、ついに廃城となったという歴史があります。(上田市HPより)

私的満足度「★」:信州の鎌倉「塩田平」散策コースの中善寺から前山寺の間に登り口があります。もちろん危ないので登りません。7月になると、ここの「あじさい広場」から続く1.5Kmの「あじさい小道」に、約3万本を越えるガクアジサイが咲き競います。



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